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2012年3月 9日 (金)

GREE女子とmobage女子はギャンブル好き

●ほぼ同じ人たちをターゲットにしている?

 先日著作権侵害の問題で法廷でも争っていると話題になったGREEとmobage。どちらもケータイでのソーシャルゲームのブームに乗って快進撃を続けています。それぞれの女性ユーザーについて「ぺるそね」で調べてみると、GREE女子は1016人、mobage女子は893人の該当者がいました。年齢層はどちらも10代~20代が中心。比較するとGREEの方がやや幅広い年代に使われているようです。

 参考として、GREE女子と女性全体の比較グラフも挙げておきます。全体と比較して、10~20代が多いことがご理解いただけると思います。

 どちらも高校生や大学生などの比率が高く、「ぺるそね」の女性全体のデータと比較すると3~4倍含まれています。趣味は「カラオケ」「テレビゲーム」「占い」などが女性全体と比較して2倍以上、興味・関心事では「ギャンブル」「ゲーム」や「恋愛・結婚」が2倍以上と高くなっています。「ギャンブル」以外は若い女性が高くなる傾向のある項目です。

 ちょっと気になったので興味・関心事に「ギャンブル」を選んでいる女性たちのSNSの利用状況を見てみました。ほかのSNSの利用率も上がっているのですが、GREEとmobageは差が顕著に現れています。女性全体と比較して、GREEは2.1倍、mobageは2.9倍という高い結果になりました。もしかすると「ギャンブル」への関心の高さとGREEやmobageの利用率には何か関係があるのかもしれません。

 デモグラフィックから趣味、関心事まで見てきましたが、ケータイソーシャルゲームを利用する層の特徴はとらえられても、GREEとmobageの差異は「ギャンブル」への関心の高さ程度しか見受けられませんでした。「ぺるそね」のデータではGREE女子のmobage利用率は43%、mobage女子のGREE利用率は48.9%と高い確率で併用されています。要するに利用者がかなりかぶっているため、大きな差異が出にくいということなのでしょう。

●価値観、感性的な好みの違いは?

 GREE女子は「新しく出た商品は実際に買ってみていろいろ試してみる」という面が強く、「次から次へと欲しいものが出てきて困る」人たちです。また、mobage女子は「周りの人が持っているものを、思わず欲しくなってしまう」という面が強く、GREE女子と同様に「次から次へと欲しいものが出てきて困る」という人たちが多いようです。両者を比較すると、mobage女子はGREE女子と比べて、「熱しやすく冷めやすいタイプ」の人が多いという結果になりました。

 実は好きなファッションブランドなどの差はあまり大きくはありません。若い女性に人気のあるブランドが支持されています。GREE女子は「LOWRYS FARM(ローリーズファーム)」「g.u.(ジーユー)」が女性全体と比較して、1.9倍ほど高くなっています。また、mobage女子にも同様のブランドが人気ですが、さらに「CECIL McBEE(セシルマクビー)」や「INGNI(イング)」が2.5~3.0倍高いので、ペルソナイラストではそちらを選択して違いを強調してみました。

 GREE女子は「ANNA SUI(アナスイ)」のアクセサリーがお気に入りで、女性全体と比較して1.9倍でした。mobage女子は「ディスカウントストア」をよく利用しています。利用するお店は「ドン・キホーテ」で、女性全体と比較して1.8倍。携帯電話ではGREE女子は「シャープ」が32.7%とトップで、女性全体の1.3倍という人気のブランドになっています。mobage女子も「シャープ」がトップであることに変わりはありませんが、「NEC」が2番目に多く選ばれており、女性全体の1.3倍となっています。調査時(2011年9月)にはスマートフォンへの移行はそれほど進んでいなかったようです。

 ともかく、GREE女子とmobage女子。全体的にはかなりかぶっているという印象を強く持ちました。ペルソナ・イラストはちょっとだけ違いを強調しましたので、そのあたりを勘案してご確認下さい。

●ちょっとだけ考察

 同じターゲットに同じようなサービスを提供していく。当然同じようなブランドになってくる。多分両者とも若くて伸びている企業だけに、ブランドの差異化にまで行き着いていないのかもしれません。外部から大雑把に見ていると、ますます似てきているような気がします。この2つのブランドは同じターゲットを奪い合っているということから、さらに競合の激化は進んでいくと考えられます。

 しかし、ブランディングには差異化が必要です。競合しているブランドとどのような差異を打ち出していくのかが大きな課題になります。冒頭にも書きましたが、著作権の侵害というあたりで係争しているうちは、差異化する段階になっていないということでしょうね。両者とも今後グローバルな市場へ進出し、活躍して行こうというのであればなおのこと、ブランディングが重要になってくるのではないでしょうか。日本発のグローバルブランドとして、伸びていっていただきたいものです。

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